「よく考えない人」の類型化です。この種の人びとのことを嫌いかという点では、共感できるところと、できないところがあります。ただ、年賀状を送ってくれるなと告げるなど、対外的な行動に出るのは、大人気ないと思います。
これだけしたのに、自分に対する「感謝の気持ち」が相手にないとわかると、むくれる。いいですか、人の世話を焼くのは自由ですが、断じてそれだけは望んではならないのです。(p.62)
非常に共感しました。こちらから頼んだわけでもないのに、勝手に何か行動されて、その行動やその結果に対して、こちらは感謝の念がわかないという状況があります。たとえば「誕生日プレゼントとして、嫌いなデザインのネクタイを贈られる」という状況です。
嫌いなデザインのネクタイは、残念ながら私にとってはゴミです。ここで「せっかく、あげたのに」と、私に感謝を要求する人がいるわけです。私を喜ばせることが目的であれば、喜ぶような選択ができなかった贈る側に全面的に責任があります。プレゼントを気に入るかどうかに関わらず、私からの感謝を要求するのであれば、もはや贈り物ではなく、コミュニケーションらしきものの強要です。
だから、プレゼントとかよこすんじゃねーよ。