2013-12-31

2013年やってしまったこと

年始に、2013年にやらないことを決めた。
  • 日帰りできないレース(トライアスロン中島大会は例外)
  • 時間のかかる栄養補給
  • 長時間のネットサーフィン
だが、やってしまったことがいくつかある。まず、マウイマラソンに出場した。とうてい日帰りなどできない。

ここで、大阪にトライアスロンしに行くことを考える。1週間前の週末に自転車を梱包してヤマト便で送る。ヤマト便は集荷時刻を指定できないので、自宅で待っている時間が長くなる。前々日には、レースの道具、ウェア、補給用のドリンク、その他の着替えをかばんに詰め込んでおく。前日に新幹線で大阪に行き、当日レースに参加する。レース後疲れた体をひきずって、新幹線で帰宅する。その翌週末、1日中自宅待機のつもりで待っていると、ヤマト便で自転車が届く。土日のいずれかを整体を予約しておいて、疲れを回復させる。

レースを日帰りに限定したかった理由は、時間と体力のロスを避けたかったからだ。仕事が立て込んで土日出勤が必要なときもあるし、土日に出勤することが必須要件(生放送がある、とか)の場合もある。日程のコントロール権はない。

マウイマラソンは、予め2週間の休暇をとり、ハワイをぶらぶらしている過程での参加だった。時間と体力の「ロス」が発生しない。例外扱いとする。

時間のかかる栄養補給を、3月以降よくやるようになった。平日の昼食にカロリーメイトではなくて、職場近くのレストランに行く、というのがよくない、ということである。時間もお金も消費する。何も考えずにコンビニ弁当を食べたり外食するのと、カロリーメイトを食べるのでは、おそらく健康に与える影響の差はほとんだいないだろう。バランス栄養食万歳。

年始から、たばこを吸い始めてしまったが、9月以降やめている。禁煙にストレスがあるので、他のストレスをかけないように、好きなモノを食い、好きなモノを飲むことを許した。その結果太った。クローゼットの中は、ほとんど総入れ替えである。一着も残っていない。だが、クローゼットを開けても、たばこの臭いがしないのでよしとする。

長時間のネットサーフィンはやらなくなった。SNS で時間を潰すのは、死語たるネットサーフィンと同じく「費用対効果の悪い閲覧行為」だと考えている。もちろんウェブで情報を集めたり、SNS で交流/情報交換したりすることの中には費用対効果が高いこともある。ネットサーフィン的な活動を避けた、ということだ。Twitter アプリをPCからアンインストールし、通知もすべて切った。

来年の抱負として具体的な活動に帰着させられるものはない。大きな指針として、より多くのことをやめ、より多くのものを捨てようとしている。同僚と話した内容を覚えてないくらい飲酒すること、インストールしっぱなしのスマホアプリ、3年以上クローゼットの容積を圧迫し続けるだけの電気カーペット、5年以上着ていない自転車ウエア、読者がいないどころか同僚に何故か dis られるビール・アドベント・カレンダーは、邪魔にしかならない。そのような心意気で2014年を迎えるのだと知人に伝えるべく、本日は、お気に入りの居酒屋でたくさん飲み食いする所存である。飲み会やっほう。

2013-12-25

サンクトガーレン / スイート・バニラ・スタウト


ローストした麦を使った、香ばしいビールがスタウトだ。コーヒーのような香りがする。サンクトガーレンのスイート・バニラ・スタウトには、バニラが入っている。コーヒーフロートを飲んでいる感じがする。砂糖の甘さはないはずだが、香りと苦味とアルコールで、そんな味がする。


あまり知られていないが、私はスイート・バニラ・スタウトがこわい。まずこれはビールである。ビールといえばプリン体で、プリン体と言えば痛風である。健康指向であるところの私は、痛風になりたくないのだ。とても痛いらしい。

さらにバニラである。ましてやスイート・バニラ、である。バニラアイスをうっかり1ガロン、約4リットル買ってきて、1日でたいらげた挙句、翌日ずーっとお腹が痛かった経験がある。思い出すだけでもぞっとする話だ。スタウトの苦味に騙されて、スイート・バニラ・スタウトもごくごく飲んでしまうかも知れない。

おそろしいことである。そんなわけで、ビールがこわいのだ。ところでクリスマスだし、今夜はケーキがこわい。

2013-12-24

サントリー / 深みの贅沢


サントリーの深みの贅沢を飲んだ。味、アルコール、苦さいずれも、サントリーのビールより濃い。贅沢、というのは、リソースを無駄遣いする、という意味とほぼ同義なのだろう。

冬になると、スーパーやコンビニのビール棚に、限定醸造や特別なビールが置かれる。寒いときに、自宅でゆっくり飲むのが楽しみな味が多い。ただ、冬にビールを飲むと冷えやすいのが難点だ。

そういえば、アメリカに行くと、湯船が長いけど浅い。肩までつかるためには、ずるずるーっと寝そべるくらいにしないといけない。冷えた底面積が大きくので、すぐにぬるくなる。

そう考えると、自宅の風呂は深いので、容易に肩までつかれる。風呂の湯を使いまくるけれど。

2013-12-22

八ヶ岳地ビール / タッチダウン デュンケル

八ヶ岳に物見遊山に行った知人から、タッチダウンのデュンケルを土産にもらった。デュンケルは軽くローストした麦を使って、下面発酵させたビールである。ピルスナーや、日本でよく飲めるラガーを香ばしくしたような味と風味だ。

ボトルのラベルによると、フットボールを日本に普及させたなんとかいう外タレにちなんで、タッチダウンという名前にしているらしい。ラグビーでは点にならないが、アメリカンフットボールでは6点になるという、あのタッチダウンである。アメフトのタッチダウン、テレビでちらっと見たことがある程度だが、レシーバーが全力で走り、それを体当たりで止めてくるわけだから、なかなか大変そうではある。

日本のフットボールと言えば蹴鞠である。ぱっとみたところ優雅そうではあるが、あれはあれで大変なのだろう。当時の蹴鞠プレイヤーが、現代のフリースタイル・フットボール競技に来たら意外といいところにいくのかも知れない。

一方でサッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどを見たら、何が起こっているか理解できないかも知れない。「いくさじゃー」とか「くせものー」とか言い出すに違いない。家臣が、あれは蹴鞠の一種でございます、などとと説明し、「なんとサッカーでおじゃるか」と驚き、目が点になるだろう。

サンクトガーレン / エル・ディアブロ

サンクトガーレンのエル・ディアブロ。スペイン語で悪魔という意味だ。大麦(バーレー)を使い、ワインと同じ程度のアルコール度数の、バーレーワインというスタイルである。熟成期間を長くできる。

毎年、ボジョレー・ヌーボーが解禁になる夜、このビールも解禁になる。悪魔のビールを深夜0時に開栓してくれるビアバーもある。今年は残念ながら行っていない。

ワインは熟成させることで味がよくなるらしく、ボジョレー・ヌーボーはそれほど美味しくないのだ、と聞いたことがある。真偽のほどは定かではない。一方、ビールは、もともと鮮度が命であるため長期間熟成させるものではない。したがって早い段階で飲むことには、意味がるように思える。

しかしながら、バーレーワインは長期熟成が可能なため、敢えて古いものを飲んで味を楽しめるのだ。解禁日に飲むもよし、後で飲むもよし。天使の誘惑である。

サンクトガーレン / ウン・アンヘル

サンクトガーレンのウン・アンヘル。スペイン語で天使という意味だ。小麦(ウィート)を使い、ワインと同じ程度のアルコール度数の、ウィートワインというスタイルである。熟成期間を長くできる。

毎年、ボジョレー・ヌーボーが解禁になる夜、このビールも解禁になる。天使のビールを深夜0時に開栓してくれるビアバーもある。今年は残念ながら行っていない。

ワインは熟成させることで味がよくなるらしく、ボジョレー・ヌーボーはそれほど美味しくないのだ、と聞いたことがある。真偽のほどは定かではない。一方、ビールは、もともと鮮度が命であるため長期間熟成させるものではない。したがって早い段階で飲むことには、意味がるように思える。

しかしながら、ウィートワインは長期熟成が可能なため、敢えて古いものを飲んで味を楽しめるのだ。解禁日に飲むもよし、後で飲むもよし。悪魔の誘惑である。

2013-12-20

ギネス / ドラフトギネス

ギネスのドラフトギネス缶を買ってきた。無造作にグラスに注いでも、缶の中にあるボールのおかげで、細かくクリーミーな泡が立ち、ちょうどよいバランスになる。ローストした大麦を使う黒ビールなので、香ばしい。わずかに酸味がある。香ばしさと酸味で、味がしまっている。

ビールが好きだ、と言うと、やっぱりドイツビールがいいのかと聞かれる。実はドイツビールよりも、ギネスなどのアイリッシュビールが好きだ。特に白っぽいビールよりも、黒いビールが好きである。黒ビールの焙煎された麦の香ばしさが好きなのだ。

などと話したりすると、今度は自分で醸造しないのか、と言われることもある。ビールに関しては消費に徹すると決めている。例えば黒ビールが好きだからと、麦をローストしたとしよう。苦味が欲しくなって様々なホップを買い漁る。飲み比べたいので、同時にいろいろ作る。簡易でいいから広い場所が欲しくなって、借金して場所を借りたりする。

だが思い出してみよう。そもそもビールで商売をする気はないのだ。ただ味わいたかっただけなのだ。儲けがないので、借金も返せなくなる。金を貸してくれた銀行にしてみたら、ビールだけでなくローンが焦げ付いてしまうのだ。

2013-12-19

箕面ビール / ゴッドファーザー2

久々にふらりとビアバーに行った。変わったビールはあるかと聞いたら、箕面ビールのゴッドファーザー2を出してくれた。「みのお」と読む。大阪府北部の市である。山本太郎が卒業した箕面自由学園がある。ゴッドファーザー2は、ベルジャン酵母を使ったスタウトで、柚子の皮を漬け込んだビールである。

ベルジャン酵母、つまりベルギービールで使われる酵母を使ったビールは、傾向としてフルーティな味になる。柔らかい香りと甘みがある。日本のラガーとはかなり違う。ただし、炎天下でキンキンに冷やすと、中途半端な香りが口に残る感じがする。傾向として。美味しいかどうかは、そのビールと、人の好みによる。個人的には、ベルジャンには苦手な味のビールは、けっこうある。

スタウトは、しっかりめにローストした麦を使ったビールだ。黒いビールになる。味は香ばしい味と香りになる。ホップの苦さとは違う。これも好みによる。焦げ臭く感じる人もいるだろう。私は好んで飲む。

柚子である。このビールは、柚子の皮だけを使って風味付けがされている。酸っぱさはないが、柑橘系の苦く爽やかな風味がある。スタウトの香ばしさに負けない、だが、ベルジャンの柔らかさを殺さない風味である。柑橘好きとしては好きな風味である。マッチョには受けないかもしれない。ちなみに柚子の未のほうは、ポン酢になるらしい。

非常に複雑なビールだ。10人いれば、10とおりの評価になるだろう。意見がばらばらなので、箕面スパーガーデンに行くことにする。



2013-12-18

コナ / ビッグウェーブ・ゴールデンエール

コナ・ブリューイングのビッグウェーブ・ゴールデンエールを買ってきた。穀物っぽい味、しっかりした苦味のあるエール。暑いところで、飲むのに合っている。

イラッとすることがあった。イラッとしているときに、ホップの効いた苦いビールを飲むと、すっきりする。意識が苦さに集中して、細かいことを気にしなくなるからだろう。

飲み終わって、ふとメールを見たりして、またイライラしていたことを思い出す。これはいかん、と思って冷蔵庫に向かい、さらに苦いビールを飲む。落ち着く。メールを見る。イラッとする。ビールを飲む。繰り返す。

これでは躁鬱で苦しんでいる人みたいだ。どうも浮き沈みが激しい。

2013-12-17

サンクトガーレン / 湘南ゴールド

サンクトガーレンの湘南ゴールドは、横浜の柑橘である湘南ゴールドを漬け込んだ、エールだ。「げっぷまでオレンジ」と記述されていることが多い。嘘ではないし、間違ってはいないが、勘違いされやすい。オレンジジュースとビールを混ぜたもの、みたいな感じではない。やや苦味のあるエールで、オレンジの皮の苦味がある、というのが近い。バッチによっては甘みがある。

湘南ゴールドは夏に合うビールだ。昨年の夏は、湘南の海に毎週のように行って、トライアスロンレースにそなえて泳いでいた。海の家では、湘南ゴールドは売られていないことが多い。

ひとりで泳ぐだけではなく、海でのスイムを教えてくれる教室にもいった。湘南ベルマーレという、トライアスロンチームを持つスポーツクラブがある。クラブ主催のスイミング教室があり、海での泳ぎ方のコツを教わった。

湘南ベルマーレで有名なのはサッカーチームだ。オフィシャルビールが、湘南ゴールドである。スタジアムに行くと飲めるらしい。最近は J1 と J2 を行ったり来たりしているそうで、頑張ってほしい。応援しているビールを飲みながら、応援しているチームが勝つと、きっと嬉しいだろう。湘南ゴールっと。

2013-12-16

ベルビュー / クリーク

ベルビュー醸造所のクリークというビールがある。ビールとは思えない、チェリージュースのような甘酸っぱい炭酸飲料である。アルコール度数は、普通のビールと同程度の5%である。

ベルギーには、麦汁だけ用意しておくと、そこらへんに漂っている菌がついて、ビールを醸造できる地域がある。この製法で作られたビールをランビックという。日本で普段飲むビールと比べると、苦味がなく、非常に酸っぱい。ランビックに、クリークと呼ばれるチェリーを混ぜてつくられたのが、ベルビュー醸造所のクリークである。ここまで、ほとんどの情報は、漫画「もやしもん」が出典である。

知人(ここでは某としておこう)とベルビュー・クリークを飲んだことを思いだす。某と私は、外国の食材やお酒が売られている気取ったスーパーに行き、ベルギービールを飲もうと、カゴにビールを放り込んでいた。某は「総ての工程が終わってからではなく、醸造の段階でチェリーを入れるのがクリークなのだ」などと話しており、私は「めんどくせーよ」などと言い返したと記憶している。どちらにしてもお互い知ったかぶりで、ベルギービールを買った。

知識がないながらも、楽しくクリークや白ビールを飲んでいた。買ったビールにはランビックも含まれていた。某は知識ゼロでランビックを口に運んだ。あまりの酸っぱさに、私の自宅であるにも関わらず吐き出し「ぐへっ、これはダメだ、腐ってる、ぜったいヤバイ」と取り乱した。錯乱某である。

2013-12-15

サンクトガーレン / ジンジャー IPA

仕事帰りに、サンクトガーレンのジンジャー IPA を飲んだ。八重洲にあるビアパブ「バッカス」開店6周年を祝って醸造さ
れたビールだ。ジンジャーエールでビールを割った、シャンディガフとは違う。しっかり味もアルコールも濃いのだが、風邪が治りそうな勢いで生姜が効いている。ビールの苦味と合う。

だらだらと飲んでいたら、大きな荷物を持った外国人が隣に座った。オーストラリアから着いたところで、北海道にスノーボードに行くらしい。休日に一人で飲み歩いてるのかと聞かれたので、仕事なのだと答えた。

基本的に月曜から金曜が勤務の仕事なのだが、状況に応じて土日にも仕事をすることがあるのだ、と言ったのだが通じない。それが、私の英語が拙いからなのか、異文化の壁のせいなのか、彼らの英語がしょぼいからなのかは分からない。

どんな種類の仕事なのか、どういう商慣習のある業界なのか、など話してみたが首をかしげるばかりだ。面倒なので、日本のアニメや、サケや、ニンジャの話をするのだけれど、すぐに仕事の話に戻ってくる。いい加減に面倒になってくる。しかたないだろう、仕様が決まらないのだから。


2013-12-14

オリオンビール / オリオン ドラフトビール

コンビニに行くと、オリオンビールのオリオンドラフトビールが棚に並んでいた。飲んだら、すっきりと味が引いていき、少しアルコール感が漂ったあと、これもすぐに引いていく。暑い日にのどごしで飲むと、もっと美味しいだろう。

あいにく今は冬だ。オリオン座がよく見える。ギリシャ神話の英雄で、さそりを追いかけてるとかいう設定だ。英雄だと足を怪我したとか、いろんなことを記録に残され、勝手に星座にさせられ、冬空を飾らなければならない。英雄も損な役回りである。

ここまで書いて気づいたが、足を怪我したのはオリオンではなく、アキレスである。アキレス腱と言うではないか。中途半端すぎる情報を持っている人間の発言に、夜空の神々は辟易しているだろう。

「相変わらず足が痛むんですか?」
「人違いですやん。それアキレスさんでっせ。私はさそりを追いかけてるだけですねん」
「そうでしたか。そしたら、なんで、足ひきずってますのん?」
「正座やってると、足が痺れますねん」

2013-12-13

鬼伝説 / 金鬼ペールエール

鬼伝説の金鬼ペールエールは、エールの持つしっかりした味に、華やかな苦味が強く出ているビールだ。華やかな苦味、というのを理解できたのは、このビールだった。苦いのだけれど、とても華やかなのだ。

金鬼ペールエールを飲むまでは、Python 忘年会に出ていた。久しぶりに会う人や、ちょっと前に会ったけど今回初めてゆっくり話す人がいた。リラックスしつつも、刺激を受ける寄り合いだ。Haskell が得意で、Erlang で仕事すると聞いて入社したら、Django でウェブアプリ書いている若者もいた。強く生きて欲しい。

今年のことは忘れたので、来年のことを考える。新しい言語を使ってみるとか、フレームワークを作ってみるとか、やりたいことは色々ある。よく分からないので、ここは明言せずにいる。

来年で東京に出てきて10年なので、その頃、お酒の嗜み方を見せてくれた方と、当時に行ったバーを巡ってみるのもいいかも知れない。来年の話ばかりしていたので、笑われてそうだ。

2013-12-12

ヘリオスブルワリー / 天使の RED ALE

ヘリオスブルワリーの天使の RED ALE なるものを、コンビニの棚で発見した。すなわち、冷蔵庫で発見したこととほぼ同義であるがゆえ、レジで支払って帰宅した。ローストした大麦らしい甘さがある。

沖縄の水を使っているので味が柔らかい。苦さは控えめ、と見せかけてそこそこホップが効いている。しかしながら、カラメルモルトの甘さに、うまく抱擁されている。アルコール度数は 5% 。

味の薄い料理には味の薄いビール、味の濃い料理には味の濃いビールが合うと言われている。誰が言っているかというと、いつぞやのビール講習会の講師である。このレッドエールは、いろんな料理に合いそうだ。寿司と一緒でも、魚や貝の味をじゃましない。ステーキと一緒でも、肉とソースに負けない。そういう感じがする。

薄味、濃味の間の料理はなんだろうか。パスタか。濃厚なカルボナーラ、カニやエビのクリームソースのパスタといったところか。しっかり味がありつつも、パスタとソースを合わせるることで微妙な味が楽しめそうな種類の料理である。絡める盛る、と、いうわけである。

2013-12-11

サンクトガーレン / YOKOHAMA XPA

サンクトガーレンの YOKOHAMA XPA は、軽く華やかで柑橘を思わせるホップの香りと、苦さが特徴のインディア・ペール・エールだ。飲んだ後で、舌にほんのりと甘さが残る。渋みは少ない。YOKOHAMA は、横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし」を使っていることに由来する。

XPA は Extra Pale Ale の略だが、IPA (India Pale Ale) との違いがよく分からない。いずれにしってもホップが多めの苦いビールである。似た名前で、似た意味なので、大きな問題ではない。

Java と JavaScript は名前が似ているが、およそ異なるものなので混乱と誤解が多い。インドとインドネシアも同様の状況だ。西インド諸島もかなりなことになっている。南北アメリカの間にある諸島のことだ。カリブ海あたりである。

西インド諸島の子どもたちが、インドがどこにあるかを知った時は驚愕であろう。「インドって、ここより、ちょい東くらいかなぁ」「だろうね。地図を見てみよう」「えー、ぜんぜん違うじゃん」「つーか、俺らって別にインドと関係ないじゃん」などという会話をするのだ。バハマっ子どうしで。

2013-12-10

サッポロビール / 琥珀ヱビス

琥珀ヱビスは、軽くローストした麦芽を使うアンバーラガー。普通のヱビスに比べて、香ばしい味と香りがする。とは言え、極端ではないし、カラメル風味の甘さがある。期間限定ではあるけれど、コンビニやスーパーで手に入る。手軽だ。

以前、恵比寿の近くに住んでいたことがある。他の地域に比べて、飲み屋もコンビニも、エビスビール置いている率が高い。さすが、ヱビスビールがあったから、恵比寿という地名になっただけのことはある。

部屋の暖房をつけてビールを飲んでいたら、暑くなってきた。窓を開けて空を見る。子供の頃、星座に興味を持ってしまい、断続的に寝たり起きたりして星空を見ていたことがある。夜中のほうが星が見やすく、少し季節をずらした星座が見えた。

今では星を見ても、どの星がどの星座なのかまったく分からない。織姫と彦星も見つけられない。永遠に出会えなくなってしまうのでは、と勝手に責任を感じてしまう。短冊にふたりが逢えるように書いておかねばなるまい。笹を持ってこい、ということか。

2013-12-08

ヤッホーブルーイング / よなよなエール

りんごばかりを食べさせた牛の肉を食べたことがある。さすがに、りんご味ではない。りんごの香りがあり、美味しかった。

生ハムの原料のイベリコ豚は、どんぐりを食べさせるらしい。甘い肉になるのは餌のおかげらしい。

味が濃いめ料理には、味が濃いめのビールがよく合う。ヤッホーブルーイングのよなよなエールは、ボディも苦味もしっかりしている。ビール好きな人なら、クラフトビール初挑戦におすすめ。ただ、時間がたつと、あるいは温度が上がると、渋みがでてくる。

そんな、よなよなエールを今夜も飲んでいる。年明けには渋いオヤジになれるはずだ。

セルヴェッサ・キルメス

セルヴェッサ・キルメスは、アルゼンチンの都市キルメスのビール醸造所または、そのビールだ。熱い気候に合う、軽くてすっきりな飲みくちだけれど、ドイツビールっぽい甘さがわずかにある。

来年は、アルゼンチンの隣国ブラジルで、サッカーのワールドカップが開催される。決勝リーグのグループが抽選で決まり、アルゼンチンは楽に決勝トーナメントに上がれそうだ。30年ぶりの南米開催で盛り上がっていることだろう。

というようなサッカー談義を、整体師にされた。「休みの日はなにしてますか?」「寝てます」「運動したりしませんか?」「しません」「観戦も?」「いえ」という、つながりのない会話をした。かわいそうになったので「サッカーワールドカップのグループが決まりましたね」と言ったら、各グループの話になった。まったく興味はない。

その後、話題は日本のプロサッカーリーグに移った。湘南ベルマーレのオフィシャルビールの話をしようかなと思った。それなら話せるからだ。整体師は関西のチームを贔屓にしているらしく、ビールの話にはならずに終了。どうもパスがつながらない。

2013-12-07

サンクトガーレン / アップルシナモンエール

焼きりんごとシナモンを入れて醸造したビールがある。サンクトガーレンのアップルシナモンエールだ。麦芽とホップ以外の材料が入っているので、酒税法上は発泡酒である。しっかりビールでありながら、りんごの甘さとシナモンの香りで、飲むアップルパイだと言われている。私が言っている。

今年のできがそうなのか、このバッチがそうなのか、口の大きいグラスで飲んだからなのか、シナモンの香りがふわっと広がる。りんごの甘さ、モルトの甘さのコントラストで、シナモンが香辛料であることを思い出す。

自宅にはビール専用の冷蔵庫があって、ビールのボトルやカンだけが入っている。ときどき日本酒やワインやウコンの力が入っている。自宅ではほとんど飲んでいるか寝ているか食べているか、だ。最近は外食かコンビニ弁当が多い。

今借りている部屋は、少し大きすぎるかも知れない。ベッドと冷蔵庫があればよいのだ。さっさと引っ越せば、安くあがる。時期をうまく計画すれば、節約できるお金として、更新料があることを思い出す。

2013-12-06

キリン / 一番搾り とれたてホップ

仕事が立て込んだり、困ったことがあったりすると、無意識に爪を噛んでいることがある。普段は飲まないハーブティーのティーバッグを買ってきて、ゆっくり飲む。ハーブは刺激物だけれど、少量ならほっとする。採れたてのハーブを口に含んだら、ほっとするどころではないだろう。

キリンの一番搾りとれたてホップは、冷凍保存したホップを戻して使っているらしい。だからなのかは不明だが、みずみずしい苦さがある。

ビールを片手にテレビを見るともなく見ていると、アナログ時代に読んだコラムを思い出した。曰く、スタジオで撮ってすぐの映像は綺麗だが、放送されて受像するころにはかなり劣化する、と。撮れたては綺麗だったらしい。

リラックスしていたはずなのに、やはり爪を噛んでいることに気づいた。子供の頃、ウルトラマンのビニール人形で遊んでいたはずなのに、気づけばかじっていたことがある。無惨に取れた手を、思い出した。

2013-12-04

キリン / グランドキリン ジ アロマ

グランドキリンは、キリンの他のビールに比べて、味がしっかりしていて、ホップの香りが強い。ボトルの口が大きく、飲むときには、さらに香りが広がる。

ハワイ島ワイコロアにあるヒルトンに、キリンという中華料理レストランがある。料理は広東、四川、湖南、北京とそろっている。ビールは、バドワイザーや地元のクラフトビールなどがある。キリンビールがあったかは覚えていない。

このレストランに行く数日前、マラソンに出た。店員も近くでマラソンがあったことを知っていて、話題になる。完走したのか、それはすごい。僕ならしんでしまうよ。と、英雄のように扱ってくれる。

気をよくして、そもそもマラソンとはとか、練習がすべてだとか、スタートラインに立った時には結果は決まっているのだとか、君もしっかり練習すれば走れるよ、などと語る。実のところ6時間以上かかったのだから、完歩である。我ながら大口を叩いたものだ。

サンクトガーレン / ペール・エール

サンクトガーレンのペールエールは、ドライホップなる方法で味付け、あるいは、香りづけをしている。原材料を混ぜた後、発酵しているフェーズでわざわざホップを投入し、香りを際立たせる。後で香をつけるのは、工程が地味に面倒だし、このフェーズのあとは高温殺菌がないだろうから、何かと気を使うらしい。

ウェブサービスを作ることを生業にするようになって、4年がすぎた。気にしていること、あるいは付加価値が高いと認識していることは、突然の仕様変更に対応できるようにすることだ。「ここにこんなボタンがあるといいな」という些細に見える変更であっても、裏側で変更は大規模になることがある。

変更に対するリアクションには2種類がある。1つの極端なリアクションは「そんなことは聞いていない」と突っぱねることだ。これは実はとても正しい対応だ。あらかじめ、こうやって欲しいのだがいくらなのか?という問いに見積りという形で答え、それをベースに契約しているからだ。


ところが、商慣習的にばっさり切りにくい場合がある。そして、ほぼ間違いないく仕様変更は発生する。本当の問題は、発注側が仕様変更することを予測できていないことなのだ。だから、時間の許す限り変更を受け入れられるようにシステムを作る。それでも、予期しない変更にはてこずる。後付けするときには、何かと気を使うものなのだ。

2013-12-02

サンクトガーレン / ゴールデン・エール

Python Developer Festa 2013.11 で、Python 3.4 で追加される標準ライブラリを紹介した。最近プレゼンテーションの準備がおろそかになっている。調査に時間をかけたとしても、コンテンツはほとんど変わらないだろう。発表自体の準備不足を自覚している。

準備が足りないと、無理に喋って間をつなぐ癖がある。Python 3.4 を知らない人に知らせる、という発表で、ぺらぺら休みなく話すと、聞いているほうが頭を整理しにくくなる。咀嚼する時間を意図的に提供したほうが、目的達成に近づく。

サンクトガーレンのゴールデンエールを飲みながら考えていた。やわらかく飲みやすい味で、苦味も抑え気味だ。よくあるラガービールとどう違うのか聞かれると、味がしっかりしてるとかな、程度のぼんやりした答えをしてしまう。けれど、明らかに違う。

一見小さな違いだけれど、確実に異なるものを比較する時には、五感を集中させなければならない。ぺらぺら喋りながらでは、なかなか気づかない。沈黙は金なのだ。

2013-12-01

サントリー / ザ・プレミアム・モルツ

サントリーのザ・プレミアム・モルツは、飲みくちすっきり、でも、味がしっかりしているラガービールです。

日本の4大ビールメーカーの製品ラインナップは、普通のラガービールと、プレミアムなラガービールの二本立ての印象があります。サントリーにもモルツがあるはずなのですが、スーパーやコンビニではザ・プレミアム・モルツしか見かけません。

ラガービールはすっきりした味で、のどごしで飲むビールです。高温多湿な日本の夏には、飲みやすいですね。夏には日本のラガービールを、ぐびぐびっと飲むと爽快感があります。日本のおいしい軟水で仕上げているので余計においしい。

そんなラガービールの醸造に使う酵母は、低温な軟水でも活動できるそうです。低温とか高温って、相対的なのでよく分かりませんね。どのくらいの温度なのか聞いてみたことがあります。「低いって何度くらいなんですか? へー、十度。」