11年ぶりに、トライアスロン中島大会に行ってきました。愛媛県松山市の瀬戸内海に浮かぶ、中島(なかじま)という島で開催される、51.5km のトライアスロンです。学生のころは、ちょうどインカレの予選と本戦の間に開催されるってことで、参加していました。で、母と妹もいつの間にやら常連になっていて、このたび、3人で参加。父は前夜祭と応援に参加。
先月のアクアスロンでは、スイム棄権というどうしようもない結果でしたが、今回は無事完走しました。ちょうど3時間くらい。コースは違いますが、東野幸治よりも明らかに遅いのですが、しょうがないです。
東野りの影響かどうか分かりませんが、今回は400人ちょいの定員に申し込みが殺到したらしく、100人以上に参加許可が出なかったらしいです。らっきー。この中島大会 TJ 読者が選んだ、2007年出場して良かった大会第10位です。個人的にも、この大会が大好きなので、勝手に宣伝。アド街みたい。
この距離で JTU が絡まないのに、運営がしっかりしています。24回開催はダテではありません。コースもトランジットもシンプルですが、あやうげな箇所については、プログラムに細かい資料が載っています。昨年からは RF タグを使った計測もしているそうで。要所要所にスタッフがいるので困る事もありません。
スイムはビーチと平行に、2往復。瀬戸内海なので波も高くなくて泳ぎやすいコースです。沖縄とかのレースに比べると、水はきれいではないかも知れません。今年はクラゲもいませんでした。クラゲが出る年もあります。
バイクは、海岸沿いを走ります。片道10kmを2往復。ほとんどフラットです。折り返し付近にちょっとした坂が1つ、短いけどきつめの坂が1つ。ですがほとんどフラットと言ってよいかと。折り返し付近は、道も狭いので、追い越し禁止+徐行です。ゆるいカーブはありますが「コーナー」は1カ所くらい。
ランは 5km を1往復。スタートとゴールは同じ場所です。スタート直後に軽い上り坂、折り返し付近にもちょっとした坂があります。ほとんどフラット。
ランのエイドステーションが 2.5kmごとにあります。道の片側にしかないので、反対車線に行って水をもらいます。ほとんどが中学生のボランティアですが、ちゃんとマニュアルがあるのか、スムーズです。水、スポーツドリンク(おそらく毎年アクエリアス)、スポンジがデフォルト。エイドステーションによっては、バナナとスイカがあります。私はスイカとバナナにアレルギーがあるので、もっぱら水とアクエリアスですが、まあ、スイカアレルギーの人なんて、ほとんどいないんではないかと。
あと非公式なエイドステーションとして、沿道に住んでいる方が、水をかけてくれます。水道代払いましょうかね。大丈夫ですかね。
沿道でたくさんの人が応援してくれるんですよね。鳴りもの使っているグループとか、ゼッケン番号みて名前で応援してくれるグループとか。私は完走目的なので、応援をいただいたら、できるだけ「あざーっす!!」と言いました。だって嬉しいんだもん(こどもかよ)。
島全体のイベントなので、大会前からずーっと島全体が何か作業していると思うのですよね。当日は島の外周道路を半分くらい閉鎖するので、みかん農家の人は仕事できないわけです。別にみんながみかんを買いあさって帰るわけでもないですし。うわさによると、中学生はスタッフを「やらねばならぬ」らしいです。なので感謝、感謝なのです。何かお返しができないですかねぇ。
という気分になる大会です。特に初心者におすすめですが、2:15 くらいで走っていた学生時代も好きな大会でした。2:10 以内で走る人にとっては、どうなのかさっぱり分かりません。
一応、デメリットとなりうることも書いておきます。まず、前泊が条件です。土曜日の午後から受付開始、前夜祭に出ねばなりません(魚とうどんが、おいしいわけですが)。仕事や家庭の事情によっては、この条件はきついと思います。離島なので、前泊しないと、事実上参加できないわけですが。
離島つながりですが、400人の宿泊施設が、事実上 MAX です。住民の方の家に泊まる「ホームステイ」なる選択も公式に用意されていますが、それでも、ぎりぎりってとこではないでしょうか。希望を出せますが、基本的に大会側で宿泊施設を割り当てます。なので、まくらが違うと嫌とか、他人の家に泊まるのは嫌とか、雑魚寝は嫌とかだと、厳しいです。ちなみに私はホームステイでした。多謝。学生のころは雑魚寝もありました。私はいびきをかくことがあるので、隣の人ごめんなさいでした。
そういう大会です。久しぶりに 51.5km のトライアスロンに参加して、あーやっぱり中島大会いいなぁと思った次第です。来年も申し込みます。抽選にあたるといいなぁ。