リファクタリングは、すぐに始められるソフトウェア開発のプラクティスです。やればよいというものではありませんが、現行プロジェクトのコードを泥沼から救い出せるかも知れません。オブジェクト指向言語やオブジェクト指向な文脈で語られることが多いリファクタリングを、LabVIEW にどのくらい適用できるか考えます。
まず「VI 抽出」。一般にはメソッド抽出ですね。まとめられるコードがあったら VI にしてしまいましょう。LabVIEW 開発環境に、この機能が搭載されています。
(1) 下のブロックダイアグラムには「D^nを計算します」とコメントされた部分があります。コメントするくらいなら、サブ VI にしてしまいましょう。というわけで、この部分を選択し、編集 >> 選択範囲をサブVIに変換、すると...
(2) サブ VI 完成。
(3) ファイル名を適当に決めて保存します。分かりやすいアイコンも忘れずに、でも深追い禁止。
コードの断片に「○○する」のようなコメントをしているとき、ひとつの VI に重複コードがあるときなどには、VI 抽出しましょう。