2014-11-01

締め切りを延ばしたとき起こること

「締め切りを延ばすと、こういうことが起こってるのだ」という記事を見つけた。
最初に言っておくが、私は締め切りを延ばしたがる。締め切りを延ばすためなら、どんな努力も厭わないくらい延ばしたがる。世界トップクラスの先延ばし屋たる私に、何が起こっているのかが分かるのなら、と読んだわけだ。治せるものなら、治してみよ。

  1. 心理的に、ゴールまでの距離とモチベーションは反比例する。したがって締め切りを延ばすと、やる気がなくなるのである。だめじゃん。
  2. プレッシャーがあるほうが成果が出る、というのは欺瞞だ。私はプレッシャーがだるいので、そうは思ってない。この記事ではプレッシャーがあると成果が出るんじゃなくて、プレッシャーがないとやらないってだけだろと、ぶった切っている。
  3. 直感による見積というのはアテにならない。楽観的なシナリオに頼ったり、途中の細かい作業を見落としたり。しょっちゅうだ。

モチベーションとプレッシャーをコントールし、見積もりの精度を上げることで、物事を成し遂げられる(確率が高くなる)ということだ。

この記事には、解決策まで書かれている。まず、中間目標を設定することで、適切なモチベーションとプレッシャーを確保する。ただし、中間目標の締め切りにはちゃんと意味付けが必要だ。延ばしても大丈夫な締め切りなんてものは、この文脈での締め切りの意味をなさない。

それから、過去の似たような仕事にどれだけ時間がかかったか、うまくいかないシナリオ、中間ステップを考慮して計画することで、見積の精度を上げる。

文章だけ読んでるとあたりまえのことだけれど、知っていることと実行することは全く別である、ということを思い知らされる。というわけで、まずは冷蔵庫の前まで移動し、次にビールを飲むことにする。過去の経験から、その後のことは予測不可能なので、あえて計画しない。