2005-06-28

Franklin Covey のプランナーを使うことを決意する

とりあえず1ヶ月使ってみよう。Notes と同期だとか、そういうことは後で考えればよい。



2005-06-27

ユビキタスメモ

増井氏の発表、ユビキタス時代の Life Hacks (via ご参加ありがとうございました!(LHC2005)) の最後で「ユビキタスなメモ書き」という話題が出てくる。



メモは Wiki を使って管理し、ネットワークにつなげないときにはローカルのミラーを使用する。PDA はサブセットを持ち歩く。PC ではウェブブラウザで Wiki を使う方法と、Emacs で閲覧編集をしているようだ。



あらゆる場面で単一の覚書を閲覧編集できると、プログラミングの最中にメモした tar コマンドのオプションを客先のトラブルシューティングで使える。会議中に思いついたことを、電車の中で携帯電話で読んで吟味できる。ドラッカーを読んでいるときに見つけた気の利いた言い回しを、上司と飲んでいる最中に披露できる。



私の使用環境は、Windows での xyzzy と携帯電話 702NK だ。Mac OS X 上の Emacs が使えると便利だし、自分の PC がないとき用にウェブブラウザから使えると更に便利だ。Wiki を使ってメモするところから始めてみよう。



ところで、MoinMoin には Python から簡単に呼び出せる XML-RPC 機能がある。これを使えば Python でコードを書くときに、HTTP を忘れてよい。



<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309462081/addicted2inde-22">ロバート・M・ブラムソン/「困った人たち」とのつきあい方</a>

観察の対象となった多くの職業グループの中には、同僚たちを困らせていたあのセスやジョージと同じような人々をかなりうまく取り扱うことのできる人が一人か二人はいた。[...] この「玄人たち」は何をやったのか? 何から逃れられたのか?


対人関係に限らず「よい問い」を持つことが、よい解決を生む。問題は、いかにして「よい問い」を持つかだ。よい問いを、私が未だに持てないということから、「いかにしてよい問いを持つか?」が、悪い問いであることが分かる。



<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003310233/addicted2inde-22">福沢諭吉 / 学問のすヽめ</a>

林望が、耳から聴いて力強く感じる名文であると、何かの本で評していたような気がする「学問のすヽめ」を読んだ。上手に音読すると、言葉が途切れずに、音楽のように流れて聞こえる。内容の理解がおろそかになる。精読して理解をする。



主題は「独立」である。最近隙を見せたら、村上龍が独立という言葉を使う。



もし国の政事につき不平の箇条を見出し、国を害するの人物ありと思わば、静かにこれを政府へ訴うべき筈なるに、政府を差置き自ら天に代わりて事をなすとは商売違いもまた甚だしきと言うべし。


ルールを無視するな、と。必殺シリーズやハングマンは好きだったのだ。



蟻の如きは遥かに未来を図り、穴を掘って居処を作り、冬日の用意に食料を貯うるに非ずや。然るに世の中にはこの蟻の所業をもって自ら満足する人在り。


いわゆる旧を信ずるの信をもって新を信じ、西洋の文明を慕うの余りに兼ねてその顰蹙朝寝の僻をも学ぶものと言うべし。


きちんと物事を考えるべきであるという主張である。そして物事を論理的に考える基礎として、学問が必要である。本の中には「一例を示さん」と、例が書かれているので、分かりやすい。



<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093861005/addicted2inde-22">林望 / 文章術の千本ノック</a>

例えば何か景色を、外へ出て観察して写生してもらうというのもやってみると大変に文章の勉強になります。


青空文庫に、夏目漱石の写生文という題の文章がある。今度、読もう。

2005-06-25

Franklin Covey のプランナー

Franklin Covey のソフトを使ったことがある。ミッションステートメントの重要性を訴える映像を見て、価値観やミッションを設定したところまでは覚えている。手帳風味のインターフェイスだったと記憶している。そのインターフェイスが使いにくくて、結局 Palm 付属のソフトウェアに戻った。



今日、会社の研修で Franklin Covey のプライオリティのセミナーに参加した。価値観を見つけ出し、目標を設定し、目標に基づいた週間計画や毎日の計画を立てるという内容である。実践ツールとしての手帳ももらった。価値観のページを参照しながら、目標を立てる。目標のページを参照しながら、月間計画を立てる。月間計画を参照しながら週間計画を立てる。タスクを翌日に持ち越すときには手で書き換える。明日の計画を立てるために、5ページくらい参照しなければならない。



手帳が殺人的に使いにくいので、ソフトウェアを探してみると、ウェブアプリケーション版PDA版 がある。ウェブ版は30日間無料で、1年で4200円である。あいかわらず手帳風味のユーザインターフェースだった。縁は皮の手帳を開いたような絵で、真ん中にリングの絵がある。週間計画のページは、左右見開きに3日ずつ書き込めるように枠が書かれていて、土曜日と日曜日がご丁寧に平日1日分の幅である。



2005-06-06

<a href="http://coreblog.org/ats/669">Symbian/702NKな合宿</a>

柴田さんが 702NK で動く Python スクリプトのサンプルを公開しています。ユーザーインターフェースの appuifw モジュールのサンプルです。



久しぶりに<a href="/torumemo/">とおるメモ</a>を

更新しました。前回の更新は一年前です。文章が下手になりました、と言いたいところですが、あんまり変わっていませんね。



2005-06-03

Series 60 用 Python のサンプル weather_maps.py

Nokia の携帯電話 702NK 上で動く Python には、簡単ながらもなかなかなサンプルがついています。weather_maps.py はアメリカの天気予報画像をダウンロードするサンプルです。コードがあまりにも簡単で驚き。




# Copyright (c) 2004 Nokia
# Programming example -- see license agreement for additional rights
# Simple GUI example
#
# commented by Toru Furukawa

import socket

import urllib



import e32

import appuifw



# List of triplets "Name", "URL", "extension"

choices=[(u"US Graphical Forecast", "http://weather.gov/forecasts/graphical/images/thumbnail/Thumbnail_Wx4_conus.png", "png"),

(u"US Radar Image", "http://weather.gov/mdl/radar/rcm1pix_b.gif", "gif"),

(u"US Satellite Image", "http://weather.gov/satellite_images/national.jpg", "jpg") ]

tempfile_without_extension = "c:\\weather"



# リファレンスより...

# The appuifw module offers an interface to Series 60 UI application

# framework. The services of this interface may only be used in the

# context of the main thread (the initial thread of a UI application

# script).

old_title = appuifw.app.title

appuifw.app.title = u"Weather forecast"



L = [ x[0] for x in choices ]



# popup_menu はポップアップメニューのダイアログを表示して、

# 選択したインデックスを返す。

# 第1引数は選択肢のリスト。各要素は文字列、または文字列のタプル。

# ユーザが選択しなければ None を返す。

index = appuifw.popup_menu(L, u"Select picture")



if index is not None:

# ダウンロードする URL と、その画像の拡張子を取り出す

url = choices[index][1]

ext = choices[index][2]

tempfile = tempfile_without_extension + "." + ext



try:

print "Retrieving information..."

# urllib が入ってる!

urllib.urlretrieve(url, tempfile)



# e32 モジュールは Symbian OS 関係のユーティリティ。UI は含まれない。

# Ao_lock は、UI イベントをブロックしないで動くようにするのに使う。

# Ao_lock.wait() で待ち状態に入る。

# Ao_lock.signal() で待ち状態から抜け出す。

lock=e32.Ao_lock()



# appuifw.Content_handler は、MIME タイプに応じて、ファイルを処理する。

# 引数には処理終了時に呼び出すコールバックを指定する。

# ここでは画像表示が終わると、lock の待ち状態を解除する。

content_handler = appuifw.Content_handler(lock.signal)

content_handler.open(tempfile)

# Wait for the user to exit the image viewer.

lock.wait()

print "Image viewer finished."

except IOError:

print "Could not fetch the image."

except:

print "Could not open data received."



appuifw.app.title = old_title



2005-06-02

使える <a href="http://www.geocities.co.jp/Milano-Cat/2067/">py-mode.l</a>

を、今頃になって発見しました。すばらしい。