2009-06-23

中学生ハカー

Python Code Reading 10 に行ったら、若いハカーがいました。中学生で、Java やってて、Python に興味を持ち始めて、ゆくゆくは OS を作りたいらしく、カーネルの勉強会にも顔を出しているとか。ブログを覗いてみると、Java のマルチスレッドプログラミングに言及していたりするわけです。うひゃあ。おっちゃんは、中学生のとき並列処理とか知らなかったよ。



プログラミングだけではなくて、テニスなんかも嗜むという男前な少年です。応援したくなります。困ったことがあったら、おっちゃんに言うてみ、と。自分が成しえない夢を託してしまいそうです。



で、森博嗣の「有限と微少のパン」を思い出しました。

子供に夢を託した方が、自分が夢を実現するよりも楽だからだ。(p.200)

確かに。OS を作るという一点にしても、彼のほうが遙かに実現確率が高いです。まあ私は彼の父親ではないし、OS開発どころか、父親や夫というポジションを得ることさえ成しえなさそうですが。



パトロンっていうのも似たような立場なんでしょうけれど、自分が何をしているか分かっている点で、健全なのかも知れません。私は、お金も知識も与えられないので、応援だけしています。ってゆーか、中間試験と高校受験はやっとけ、少年。



と、油断させておいて、彼が試験に忙殺されている隙に、こっそり thireading と multiprocessing モジュールのコードを読んでみます。