2014-02-16

Python/Sphinx を使って Kindle 本を出版した

Kindle 本を出版するのに使用した、ドキュメント生成ソフトウェア Sphinx の紹介と、ドキュメント自体の紹介をする。


はじめに

Amazon の Kindle Direct Publishing は、手軽に電子書籍を出版するためのサービスだ。特定のフォーマットで電子書籍データを作り、ウェブページで情報を入力、手続きすれば、Amazon の Kindle 本として販売ができる。

先日、拙作を上梓したときには Sphinx  というソフトウェアを使った。Sphinx はドキュメントを生成するソフトウェア がある。サンプルをとったことはないけれど、おそらくは主にソフトウェアの技術文書を記述/生成するために使われていると思っている。たとえば Sphinx を使っているコミュニティのウェブサイトは、Sphinx で作られている。けれど別に仕様書を書く以外に使ってもよい。


restructuredText という単純なテキストでコンテンツを準備すると、Sphinx の標準機能で epub 形式に変換できる。Kindle Direct Publishing に epub 形式のファイルをアップロードして、著者情報やジャンルを設定しておけば、めでたく出版されるというわけだ。



Sphinx で epub 形式のファイルを生成

Sphinx を使うには、プログラミング言語 Python を使う。何を言っているのか分からない、かつ、Mac を使っているのであれば homebrew と pyenv を使うとよい。

$ pip install sphinx
$ sphinx-quickstart

続きはドキュメントを読めばよい。最後に make epub すれば epub 形式のファイルが生成される。これを Kindle Direct Publishing で出版すれば完了だ。

さて...

多忙なビジネスパーソンに求められる癒し

クラウドジェネレーションのビジネスパーソンは、日々大きなストレスにされされています。常態化した人手不足により、残業や休日出勤が当然のように要求されます。

現実を知らない評論家は訳知り顔で「残業は無能の証」「効率が悪いだけ」「社畜乙」などの罵詈雑言をSNSでつぶやき、ビジネスパーソンにさらなるストレスを与えているというのが現実です。

直近で目の前の問題に対するソリューションを期待できない今、ビジネスパーソンに必要なことは癒やしです。ひとりでも多くのビジネスパーソンに癒やしを提供したい、その想いから、とおるメモを出版する決意をしました。

メモで癒せるの?

たかがメモを読むだけで癒やしを得られるとは思えない、という人がいます。私がお伝えしたいのは、まさにそのような人にこそ、癒やしとしてのメモ、すなわち Memo as a Heal が必要だということです。

薬物中毒の患者さんは、頑なに「自分には治療が不要だ」と言います。けれど、患者さんこそが、まさに治療を必要としていると思いませんか? 気づかない間に、同じことがビジネスパーソンにも起こっているのです。

なぜメモが癒やしになるのか

長時間のセラピーは、まとまった時間が必要です。これでは多忙なビジネスパーソンに、さらにストレスを与えてしまうことになります。

短いメモを読むだけなら、比較的容易に時間を確保できます。またその癒やされたときに湧き出るβエンドルフィンの作用により、自発的に癒やしを求めるようになり、さらにメモを読むことになります。まさに、ポジティブ・スパイラルですね!


メモが効果的である、たった3つの理由

POINT 1: ショート・センテンス


とおるメモは、短いショート・センテンスとショート・パラグラフで構成されています。だから電車でひと駅の間にひとつのメモを読み切れます。乗り過ごしによるストレスとは、もうグッバイ。


ショート・センテンスだから、寝る前にちょっと読むのにも適しています。これがとても面白い長編小説だと、のめり込んでしまって睡眠時間を削ってしまって、本末転倒。とおるメモなら、1メモくらい読んだら飽きてしまうので、すぐに眠れます。

POINT 2: エクストラ・オーディナリなエクスペリエンス


多くの人が体験できないこと、普段気にしないテクノロジのことが書かれています。擬似的に、非日常的な体験をすることで、読者の魂を開放し、ヒーリングへと導くのです。


たとえばテキサスの片田舎にわざわざ行きますか? 行きませんよね。ニューヨークやサンフランシスコに行きたいと思います。けれど何も考えなかったせいで、クリスマスにはゴーストタウン化してしまう町に住んでしまう愚か者の生活は、なかなか愉快です。

またスーパーコンピュータや、いま話題の原子力についての考察もあり、読者の見聞を広げ、教養を深める効果があります。

POINT 3: ポジティブなアティテュード

エレナ・ホグマン・ポーターの小説「少女パレアナ」を知っていますか? 日本ではポリアンナとして知られているかも知れません。母をなくした少女が、父との約束である「よかった探し」をすることで幸福に生きていく物語です。

とおるメモも、ものごとのポジティブな面に焦点を当てます。成績がCであったとき、A ではなかったことを嘆きません。D でなかったことを喜ぶのです。ネガティブなことを考えても道は開けません。起こったことは変えられないのですから、自分自身の考え方を変えるのです。このようなポジティブなアティテュードのことを、ポリアンナ症候群と呼ぶこともあるようです。


読者の声

出版して間もない「とおるメモ」ですが、すでに多くの読者からポジティブなフィードバックが届いています。













豪華特典

Kindle 版の出版を記念して、今だけ特別に2つの特典があります。

特典1:  通常価格 3,900円を、99円でご提供

特典2:クリエイティブ・コモンズライセンス

この機会をお見逃しなく! あなたの癒された生活を願っております。