2015-12-05

GPS 誤差の距離のずれを、移動平均で減らす

GPS の電波を拾いにくい市街地で測定した経緯度を、地図上にマッピングしていくと、けっこうずれている。


「けっこう」ってどのくらいだよ、っていう話ではあるけれど。ランニングの記録なので、ばっちりの位置が欲しいわけではない。けれど、このくらいずれると、距離にして 3-5%ずれる。1km あたり 7分ペースで走っている場合、距離が 3% ずれると、1km あたり 6分48秒で走っていることになる。

1km あたり12秒の誤差が、42km 積み重なると、8分半になる。地味に気になる。

念の為に書いておくと、マラソンレースにおける距離は、路肩には30cmぐらいまで迫るのを限度として、最短パスで測られるとかだ。なので、多くのランナーは最短コースを走れないので、GPS の測定誤差が完全にゼロであっても、42.195km よりも長めに走ることになる。閑話休題。

GPSの誤差は、高周波成分をなくせばいいんだろうなぁと思った。緯度と経度を、測定ポイントではなくて、移動平均を扱えばよいだろう。

やってみた結果、時間にして5秒、距離にして10m程度で移動平均をとると、距離の誤差が1%くらいになる。ちなみに iPhone 5 。これ以上、平均を算出するポイント数を多くすると、コーナーがなまりすぎる。