生徒・学生は夏休みに入った。そして、いつも思い出すのは、自分は夏休みの宿題をまともに終わらせたことがない、ということだ。
夏休みに限らず、およそ勉強の習慣を身につけることなく、四十路をむかえた。だが、諦めるわけにはいかない。
ごほうび的なものを用意してモチベーションをあげるとか聞くのだけれど、そんなものは定着しなかった。いきなりごほうびに走るからだ。あまりにクリティカルなもの(たとえば夕食とか)をごほうびにすると、たまたま勉強をするとかを達成できなかったときに、クリティカルに不足が生じる(夕飯ヌキ)。
親に知ってほしい受験勉強、という資料を見つけて、これをせめて大学生の時に知っていれば、完了されなかった宿題が少しは減ったのにと思った。いろいろと体系立ててある。
その中にも、ごほうび的なモチベーションが書いてあったのだけど、やっぱりすっきりしない。
で、それとは別件で、意識高いプレゼンがたくさんある TED に、A simple way to break a bad habit というのがあった。
そして分かったのだけれど、ごほうびへのパスを意識しなくていいくらいまで、ごほうびを習慣化する必要があるんじゃないのか。
食べ物を見る → 食べる → 気分がいい(おいしい、満腹)
これを繰り返していると、気分がよくなるためには食べればいい、という習慣がつく。
いらいらする → 食べる → 気分がいい
っていうくらい無意識に食べるくらい、ごほうびを続ける必要があるのだ。
時間割をみる → 勉強する → 食べる(ごほうび) → 気分がいい
を繰り返して
時間割をみる → 勉強して食べる → 気分がいい
という習慣にしてしまうのだ。いや、たぶん、私以外の人は、みんなこんなことを知っているのではないか。だが私は知らなかった。