2016-07-21

創造的な業界

クリエイティブ業界と呼ばれる業界があるんだけれど、クリエイティブという言葉が広すぎて、文脈によって範囲が異なる。そして、広告業界をクリエイティブ業界と呼ぶ、というクリエイティブな文脈が存在する。たとえば「クリエイティブ業界の未来・実態・就職事情」とか。

あれだ。糸井重里、あるいは、最近どうなさっているのか知らないけれど中谷彰宏とか、あのあたり。

そのクリエイティブ業界で、ソフトウェア開発職をしていると、ソフトウェア工学と呼ばれるような、科学的知識や方法論を活かしにくい状況がある。という印象がある。

以前に書いた

たとえば「ここは Facebook のいいね!と同じ」と言われ、問題ドメインにおけるモデルも Facebook のいいね、と同じだと考えてたとしよう。2週間後、連打でいいねのアイコンが大きくなる、いいね数がポイントとして与えられる、しかも、時間がたったらポイントが消えていく、といったクリエイティブなアイデアが浮上する。

みたいなことが頻発する。もちろん仕様変更というのは、常にあるんだけど、まあ、こう作っている最中にこういうのはなぁという気分になる。

というようなことを、ぐだぐだ話していたら、「コンテンツ産業では起こりがちである」と指摘された。出版、映像、映画などなど。ああ、なるほどなぁと思った。ゲームも近い気がする。

そしてクリエイティブに関する仕事をもらう前に、相談を受けたりするんだけど、コンサル料をいただきたいわけです。でも、ちょっとしたことだったら、その相談を受ける以前の打ち合わせのほうが、時間がかかったりする。

なので、その程度のことは文書に残しておこうかなと思い始めた。以上、予告編。そのうち気が向いたら、本当に書いていく。