私は悪いデザインを見つけるための経験則を持っている。注意書きの張り紙を探すことだ。(p.27)
職場の給水器内のボトルが空になると、社員が自力で入れ替えることになっているが、これがもうクソなユーザーインターフェイスである。給水口あたりを素手で触らざるをえないような手順が必要で、不衛生極まりない。とうぜん注意書きがある。
アメリカだけでも年間に約 800 万便の民間航空機が飛んでいる。ある特定の事故が起こる確率が百万分の1でも、年間にざっと8回起こる計算になる。(p.238)
急成長するメーカーなんかは、気をつけないといけない。不具合発生率が1000分の1であるとき、その製品を年間100個売るのか、10000個売るのかでインパクトが大幅に変わる。