貧困層を顧客に変えるビジネス戦略だそうです。
消費や選択の幅を広げるため、BOP市場で急速に発達しているアプローチとは、一回分の「使いきりパック」であり、量を少なくした手ごろな値段の製品である。[p.46]
たとえば、石鹸やシャンプーの単価を下げての販売です。
また、使いきりタイプの革命は、BOPの消費者の「選択」という行為を格段にレベルアップさせた。[p.52]
クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」でも、大量に購入・生産する際の効率はともかく、単価が安いことが売りになる場合があるというようなことが書かれていました。特定の所得層に限らず、乗り換えコストを下げると、新規顧客の獲得の手段の一つではないかと思います。あ、当たりまえっすか?
かつての制度では、農家は一トン当たり二~三キログラムほど損をしていたのである。[p.133]
よく分からないのですが、農作物 1000kg を 998kg と量り間違うことって、そんなに大変なことなのでしょうか。