2006-02-05

Joel Spolsky / ジョエル・オン・ソフトウェア

Joel on Software
Joel on Software
posted with amazlet on 06.02.04
Joel Spolsky 青木 靖
オーム社 (2005/12)


30秒かければリファレンスで調べることもできるが、15秒でジェフに聞くこともできる。彼はジェフの隣に座っているものだから、ジェフに聞くことにする。ジェフは気を散らされて15分を失う(マットの15秒を節約するために)[p.13]

作業中にしょっちゅう話しかけられることに慣れてしまって、最近は自分からも話しかけるようになってしまいました。コミュニケーションは重要ですが、手段やタイミングを冷静に見計らって、合理的に時間を費やしたいものです。たとえば定時に短い打ち合わせをして、そのときに助けてほしいことをあらかじめ伝えておくとか。



「プレーンテキスト = ASCII = キャラクタは8ビット」みたいな考えは単に間違っているだけでなく、救いがたく間違っており、もしあなたが依然としてそのようなやり方でプログラムを書いているのであれば、細菌の存在を信じていない医者よりもひどい。[p.38]

そこまで甚だしくないにしても、分かっていない人は多い。「2ヶ国語話せるのはバイリンガル、3ヶ国語ならトライリンガル、じゃあ1ヶ国語は? 答えはアメリカン」という、どうしようもないアメリカンジョークを聞かされたことがあるのを思い出した。



プロプライエタリであろうとオープンソースであろうと、デバッグ済みのコードはタダではない。たとえあなたがそのために代金を払わなかったとしても、そこには機会費用があり、時間費用があるのだ。[p.307]

ふむふむ。けれど例えば私が今、この文章を書いている xyzzy エディタの開発に、私は1円のコストもかかっていないし、跳ね返ってきてもいない気がする。風が吹いたら桶屋が儲かる式か。



スマートな企業は彼らの製品の補完財をコモディティ化しようとする。[p.308]

あー、そっか。なるほど。