2006-03-19

矢幡洋 / とにかく目立ちたがる人たち



事態を客観的に分析したいと考えている人にとっては、ヒストリニオクスのトークは分析的な情報に乏しく、自分の主観的な体験を強調しているだけに聞こえる。 (p.101)


「これは大問題です」とか言うので話を聞いてみると、全体から見るとごく小さな障害に対して過剰に反応しているだけ、ということがあります。私は、「大」「非常に」「超」などの接頭辞を使わないと、他人の注意を集められない事象は、およそ重要ではない、という仮説を持っています。



ナルシストは、自分が他人に与えたものに関しては過大評価し、自分が他人から受け取ったものに関しては過小評価する傾向が強い。 (p.133)


しょうもない情報の提供や、たいした手伝いしかしてもらっていないのに、恩着せがましく「今期の成果」として公表されるときの、がっかり感はすさまじいものです。



以上、自戒もこめて。