2014-12-13

平等なマネジメント、公平なマネジメント

1分間ナントカシリーズ、タイトルが胡散臭いと思ってたのだけれど、どっかのブログで高評価だったので、ブランチャードらの「1分間リーダーシップ」を買った。結論から言うと、学びがあった。

ばらつきが課題


前提として、私は4人のソフトウェア開発者がいるチームの、開発プロジェクト管理をしている。要件を定義したり、工数から考えてどの順序で作るかを決めたり、そういうことをしている。開発者は私の部下ではないけれど、この本では部下と書いてあるので、部下という言葉を使う。

開発者によって得意分野、習熟度、問題解決、コミュニケーションにばらつきがある。

部下のステージに合わせたマネジメント


この本で提案する方法では「部下がとりくむ分野におけるステージを分ける。ステージごとに異なる指示と援助のしかたをする。そのためには、業務ごとの目標を明確にする必要がある。」というものだ。

異なる特性を持つ部下に対して、異なるアプローチをとることは、決して不当ではないという。ちょっとまえに、equality と equity の違いが SNS に流れてきたけれど、そういう感じだ。さっきまで、異なるアプローチをとるのは不公平だと思っていた。だが自分が部下だったら、それを気にするかっていうと、何が起こっているかわかっていれば、気にしない。そのためにも業務ごとの目標を明確にし、アプローチを取り決める必要がある。

業務ごと、というのは、部下がやっている仕事が複数あるときに、業務ごとに部下のステージが異なるからだ。

明日から


すでにチームの慣性があるので、コロコロやりかたを変えてしまうと却って、開発者の迷惑になるかも知れない。だいたい部下じゃないしなぁ。