2015-10-03

リーン顧客開発を試している

シンディ・アルバレスの「リーン顧客開発売れないリスク」を極小化する技術 (THE LEAN SERIES) を読んで実践しはじめたリーン・スタートアップから派生したシリーズの本で原題は「Lean Customer Development: Building Products Your Customers Will Buy」という副題は「顧客が購入する製品を作る」というところか



売れる製品とは、誰かが金を払うだけの価値を見出しているからだ。つまり、その誰かの課題を解決している。

この本は、課題の設定がそもそも妥当なのか? 解決策は妥当なのか? を検証する方法を紹介している。具体的には、想定顧客へのインタビューを通して、仮説を検証するガイドである。

リーン・スタートアップ関連の本を読んで、いつも「製品を作る前に、潜在顧客に話すの?」と懐疑的だった。けれど、軽い気持ちとは言え、いくばくかの時間をかけて作ったちょっとしたオンラインツールに、ぜんぜんアクセスがないという経験をした。2つ連続で。

需要があるのか? そもそも課題設定も妥当なのか? 妥当だとして、どうやって人を引っ張ってくるんだ? という問に、まったく答えられないことを認めざるをえない。この本にも「製品/サービスの機能よりも、流通、価格、協業あたりにリスクがあることが多い」と指摘されている。おぅふ。

そんなわけで、課題の想定が妥当かのインタビューの準備をしている。インタビューの練習くらいの気持ちで、身近な知人と話しただけで、いきなり学びがあって驚いた。来週も、知人にインタビューのお願いをしてある。