売れる製品とは、誰かが金を払うだけの価値を見出しているからだ。つまり、その誰かの課題を解決している。
この本は、課題の設定がそもそも妥当なのか? 解決策は妥当なのか? を検証する方法を紹介している。具体的には、想定顧客へのインタビューを通して、仮説を検証するガイドである。
リーン・スタートアップ関連の本を読んで、いつも「製品を作る前に、潜在顧客に話すの?」と懐疑的だった。けれど、軽い気持ちとは言え、いくばくかの時間をかけて作ったちょっとしたオンラインツールに、ぜんぜんアクセスがないという経験をした。2つ連続で。
需要があるのか? そもそも課題設定も妥当なのか? 妥当だとして、どうやって人を引っ張ってくるんだ? という問に、まったく答えられないことを認めざるをえない。この本にも「製品/サービスの機能よりも、流通、価格、協業あたりにリスクがあることが多い」と指摘されている。おぅふ。
そんなわけで、課題の想定が妥当かのインタビューの準備をしている。インタビューの練習くらいの気持ちで、身近な知人と話しただけで、いきなり学びがあって驚いた。来週も、知人にインタビューのお願いをしてある。