2006-08-31
2006-08-30
2006-08-29
2006-08-27
ワインバーグ / プログラミングの心理学
毎日コミュニケーションズ (2005/02)
売り上げランキング: 80,297
一度あるプログラム言語が採用されてしまうと、新しい言語は入り込みにくくなる。というのは、たいていの人はもとの言語を使っているから、いわば舗装済みの道路を通るようなもので、それをそのまま使った方がずっと楽だからである。アドバイスがほしいときにも、たやすく見つけられるし、サブルーチンがほしい場合にも、すでに存在している見込みが大きい。(p.111)
たいていの人は、一定の相手との慣れ親しんだ関係を放棄して未知のものに乗り換えるくらいなら、ほとんどいくらでも、といっていいほどの苦痛を甘受するものだ。われわれはこのことのあらわれを、プログラマに彼にとって二番目の言語を教えようとするときに体験する。(p.323)
使い慣れた技術や製品から、別のものに乗り換えようとするときの最大の障壁は、おそらく慣れを手放したくないという心理なのでしょう。プログラミング経験者に、開発言語を売り込むよりも、非経験者や売り込むほうが投資対効果が高いということです。また、すでに何度も乗換えを経験している人に対する売り込みも。
2006-08-26
2006-08-21
2分タイマー
GTD の「2分以内で片付くものはその場で実行する」というルールがあります。これで、やっていると、いつのまにか2分過ぎていることがあります。5分くらいだといいのですが、15分とかだと、すばやく片付けるという2分ルールの目的を達できていません。
というわけで、2分タイマーを作りました。Windows XP で確認。タイマーなんか一瞬でできてしまって、この文章を書…。あ、2分たったので、このへんで。
// 2min.js
WScript.Sleep(2*60*1000);
WScript.Echo("2 min!");
2006-08-20
まったりとDVDで映画鑑賞
まったりとDVD鑑賞しました。
売り上げランキング: 10,915
どちらも、以前に飛行機の中で放映されていて、寝たり起きたりしながら、なんとなく見ていた映画です。飛行機で見たとき、珈琲時光の浅野忠信や、きょうのできごとの池脇千鶴が、私が寝ている間にどんな活躍をしていたのか気になっていたのですが、特にありませんでした。日常をぱつんと切り取ったようなまったり感が、よい感じです。
2006-08-13
Vodafone 804NK に機種変更しました
これまで使っていた携帯電話は落下しまくって、筐体がカパカパなっていました。待っていた Vodafone 804NK が発売されたので機種変更しました。液晶画面がきれいでびっくりです。これまでの液晶画面がしょぼすぎただけすが。
2006-08-07
フィリップ・コトラー / コトラーのマーケティング・コンセプト
東洋経済新報社 (2003/05/02)
売り上げランキング: 33,291
企業の成功は、顧客の成功にかかっているのだと理解することである。(p.61)
企業はロイヤルティの高い顧客に報いるべきである。ところが、きわめて多くの企業が、既存顧客よりも新規顧客のほうを優遇している。(p.131)
既存顧客の重要性を訴える箇所が目立ちました。商品によっては、新規顧客開拓よりも、既存顧客維持のほうが費用対効果が大きいということです。一方、
競争の激しい市場においては、顧客満足と顧客維持の相関がそれほど強くはない。(p.66)
という意見もあります。個人的に「顧客の成功」と「顧客の満足」は別の話だと考えています。顧客の成功は、中長期的なビジネスの成功(成長かも知れないし、維持かもしれない)という意味で考えているため、Win-Win の関係に集中できそうな印象があります。顧客の満足は、かならずしも合理的な評価基準がなく、値切りによる満足など Win-Lose な関係に陥りやすそうな印象があります。値切る=成功な顧客もいるでしょうが、まあ、そこらへんは、アレですよ。
フレデリック・ブルックス / 人月の神話
ピアソンエデュケーション (2002/11)
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「人月の神話」を読みました。
ソフトウェア実体の規模の拡大は、単に同じ要素を大きくすることを繰り返すのではない。必ず異なる要素の数が増える。たいていの場合、その要素は互いに非線形で影響しあうものだから、全体としての複雑性の増加は線形どころではない。(p.169)
スペックが大きく異なる I/O デバイスをシステムに追加する、というような状況で、マネジャーや単純なハードウェアしか分からない人に対しての事情説明に苦労することがあります。
ネット上のアウトプットがないと、死んだと思われる疑惑
ネットでのアウトプットが少なくなった人の存在感で、ネットでのアウトプットが減ると、ネットでしかその人を知らない人にとっては「その人の死」のよう見えるという仮説が書かれています。
私から見て Inoue氏 は、そのような人です。Unix のプログラミングの情報を探していて、偶然見つけたページで、よく読んでいました。Debian を使い始めたときにも参考にしましたし、Python を知ったのもここからでした。ところが、2002年10月からぱったりと更新が止まったので非常に残念な思いをしています。いまでも、ときどき更新してないか確認しています。「たしか、あそこに書いてあったな」と思ったら「ginoue」をキーワードに検索します。
逆に柴田氏のアウトプットが目に付きます。よい意味で。本当は COREBlog など、定常的にアウトプットがあるのですが、私が直接受け取らない情報なのでスルーしています。ところが、最新LLフレームワークエクスプローラ Ruby on Rails, Maple/Ethna(PHP),Catalyst(Perl),TurboGears(Python) 5大フレームワーク徹底攻略 と みんなのPython を執筆したそうで、これは私の興味にヒットします。LLフレームワークの TurboGears はなかなか面白そうで、買って読んで遊んでみました。