プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版
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ジェラルド・M. ワインバーグ 木村 泉 久野 靖 角田 博保 白浜 律雄
毎日コミュニケーションズ (2005/02)
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一度あるプログラム言語が採用されてしまうと、新しい言語は入り込みにくくなる。というのは、たいていの人はもとの言語を使っているから、いわば舗装済みの道路を通るようなもので、それをそのまま使った方がずっと楽だからである。アドバイスがほしいときにも、たやすく見つけられるし、サブルーチンがほしい場合にも、すでに存在している見込みが大きい。(p.111)
たいていの人は、一定の相手との慣れ親しんだ関係を放棄して未知のものに乗り換えるくらいなら、ほとんどいくらでも、といっていいほどの苦痛を甘受するものだ。われわれはこのことのあらわれを、プログラマに彼にとって二番目の言語を教えようとするときに体験する。(p.323)
使い慣れた技術や製品から、別のものに乗り換えようとするときの最大の障壁は、おそらく慣れを手放したくないという心理なのでしょう。プログラミング経験者に、開発言語を売り込むよりも、非経験者や売り込むほうが投資対効果が高いということです。また、すでに何度も乗換えを経験している人に対する売り込みも。