三木谷浩史がテレビに出ているのを見たときに、紹介されていて衝動買いした「成功のコンセプト」を読みました。
たとえば、かわらで拾った石ころを、机の上に置いてペーパーウエイトとして使っているとしよう。2年、3年も使っていれば、きっと愛着が湧いている。それが一日中、川原を歩き回って探した石ころなら愛着はさらに大きいはずだ。
石ころだってそうなのだ。自分の仕事の方法論への愛着は、おそらく自分で思っているよりもずっと大きいと考えるのが自然だ。 (p.45)
この思考実験は、愛着の大きさを見積もるのに有用だと思います。正確な大きさは分かりませんが、かなりな大きさだということが分かるのでは。私はモノに対する愛着が小さいのですが、考え方なんかには執着するほうだと思います。「あ、それいいね」とあっさり自分の立場を捨てられる人はステキです。捨てればいいってものではありませんが。
変化に対する抵抗は、変化によるリスクを回避できますが、変化しないことによるリスクを背負うことになります。ちゃんと両方のリスクを見られるようになりたいものです。