気になる本リストに入れていたのですが、たまたま本屋で見かけたので衝動買いです。経営者側から見た、残業しないことの有効性に興味がありましたので。
そこで、仕事には必ずデッドラインをつけ、さらにそれを会議の席上で発表して、守らざるをえない状況を社内に作り、そのうえで残業を禁止とするのです。(p.26)
うわあ、このプレッシャーに勝てるのでしょうか。モチベーションとプレッシャーは異なるので、デッドラインだけがあるのは危うい気がします。そこらへんの判断が難しいです。
私の答えは「優先順位を考えたり、スケジュール表を作ったりするひまがあるなら、その間に仕事の一つも片付けたほうがいい」というものです。(p.55)
なんと GTD 的な。片付けるか、しないか、という選択ですね。「明日やる」的な先延ばししない。
要するに、にぎやかで活気あふれるオフィスというのは、誰も仕事に集中していない状態なのです。 (p.147)
ピーター・ドラッカーが「ちゃんとした工場は退屈」と書いていた話と通じると思います。会議以外で人と話さないような習慣を身に着けることは可能だろうか、と考えてみました。ある程度まとまった量の仕事が明確に分担されて、必要な情報が共有できていれば、難しくないのかも知れません。突発的な出来事が頻繁に起こるようであれば、頻発する出来事を根本から治さないといけない、と。だんだん話が大きくなってきました。吉越も10年以上かけて実現したわけですし。
あと「フランス人の妻」という制約条件も効いている気がします。