2007-01-11

視聴率の時間的変化って信用できるの?

テレビ番組視聴率のピーク値がどーしたこーしたという話を聞くとき、いつも不思議に思っていたことがあります。「仮にその番組が面白かったとして、その瞬間に視聴者はどうやってその番組のことを知るのか?」と。



NHK の紅白歌合戦で DJ OZMA のバックダンサーが裸っぽい衣装で、視聴率40%強をたたき出したそうです。で、私も見ていたわけですが、そのシーンのずーっと前から NHK にチャンネルを合わせていましたし、その後もずーっと NHK のままでした。いや、私の実家には視聴率測定器はついてないんですけどね。仮に他のチャンネルに合わせていたら、裸っぽい衣装なんぞ知る由もなかったのではないかと。



視聴率の時間的変化が、視聴者のコンテンツに対する興味と相関があるのか、気になって気になってしかたありません。相関があるとすれば、こんな感じでしょうか。(1) 視聴者はコンテンツがつまらないほどチャンネルを変える、(2) 視聴者は基本的にかなりな頻度でチャンネルを変える、と仮定しましょう。すべての局がことごとくしょうもないコンテンツを垂れ流していれば、視聴者はチャンネルを変え続けます(テレビ消す視聴者もいるでしょうが、それは考えない)。もし、興味をそそるコンテンツに出会ったときのみ、そのチャンネルから別のチャンネルに変えません。なので、裸ダンサーのところで、チャンネルを変えない視聴者が多くなって、結果的に視聴率があがる。



というようなことを、思ったのですが、こんなことは常識なのでしょうか。それにしても、視聴率がコンテンツとリアルタイムに連動するには、視聴者はかなりな勢いでチャンネルを回すことになりますね。リモコン操作すら億劫な私にも想像もできません。自宅にはテレビがないので、そんなこと気にしなくていいんですが。