2013-12-02

サンクトガーレン / ゴールデン・エール

Python Developer Festa 2013.11 で、Python 3.4 で追加される標準ライブラリを紹介した。最近プレゼンテーションの準備がおろそかになっている。調査に時間をかけたとしても、コンテンツはほとんど変わらないだろう。発表自体の準備不足を自覚している。

準備が足りないと、無理に喋って間をつなぐ癖がある。Python 3.4 を知らない人に知らせる、という発表で、ぺらぺら休みなく話すと、聞いているほうが頭を整理しにくくなる。咀嚼する時間を意図的に提供したほうが、目的達成に近づく。

サンクトガーレンのゴールデンエールを飲みながら考えていた。やわらかく飲みやすい味で、苦味も抑え気味だ。よくあるラガービールとどう違うのか聞かれると、味がしっかりしてるとかな、程度のぼんやりした答えをしてしまう。けれど、明らかに違う。

一見小さな違いだけれど、確実に異なるものを比較する時には、五感を集中させなければならない。ぺらぺら喋りながらでは、なかなか気づかない。沈黙は金なのだ。