サンクトガーレンのエル・ディアブロ。スペイン語で悪魔という意味だ。大麦(バーレー)を使い、ワインと同じ程度のアルコール度数の、バーレーワインというスタイルである。熟成期間を長くできる。
毎年、ボジョレー・ヌーボーが解禁になる夜、このビールも解禁になる。悪魔のビールを深夜0時に開栓してくれるビアバーもある。今年は残念ながら行っていない。
ワインは熟成させることで味がよくなるらしく、ボジョレー・ヌーボーはそれほど美味しくないのだ、と聞いたことがある。真偽のほどは定かではない。一方、ビールは、もともと鮮度が命であるため長期間熟成させるものではない。したがって早い段階で飲むことには、意味がるように思える。
しかしながら、バーレーワインは長期熟成が可能なため、敢えて古いものを飲んで味を楽しめるのだ。解禁日に飲むもよし、後で飲むもよし。天使の誘惑である。