4月22日には、港区の区議会議員選挙の投票に行ってきました。都知事選挙のと違って、当選する気がなさそうな候補者の数が少ない印象があって、選ぶのが大変でした。いや、それでいいんですが。
誰に投票するかを決める方法というのを、学校では教わっていません。他の人はどうやって決めているのでしょう。
現在みたいに、個々人の利害が複雑化し拡散していくと、政党や選挙区を単位にする代表方式は、個々人にとって、自分たちの利益を代表していないように感じられるはずだ。けれども、個々人の利害をいちいち代表するような代議制度というのは考えられない。こうして考えると、リアル世界における政治的無関心は、私たちの気合とか意識の問題ではなく、構造的な問題なんだということが分かる。(p.150)
遺伝的アルゴリズム的に考えて、まともな候補者を選ぶことは難しくても、どうしようもない候補者が落ちることで、長期的に見て好影響です。
港区の区議会議事録が公開されていて、発言者ごとに検索できます。これを使って、投票する人を決めました。
1. 現職でない候補者については、ブログやウェブページを参考にする
2. 現職の候補者については、上に追加して、議事録でよしあしを決める
選挙期間中には、ウェブ上で選挙活動できないので、現職の候補者に有利な方法だと思いますが、まあ、そんなことはよいでしょう。「私の利益」が重要。それに、白田先生だって、
少なくとも、ネットワークに慣れた私たちは、コンピュータ・ネットワークでのリテラシーに大きく劣った人物や組織に対してもはや感服できないはずだ。
と書いているんだし(我田引水)。
結果は http://www.city.minato.tokyo.jp/senkyo/index.html で公開されています。得票数が小数になっている候補者がいるんだけど、大丈夫か。