2008-01-25

Presentation Zen in TOKYO

Garr Reynolds 氏の Presentation Zen in TOKYO に行ってきました。正直なところ普段ブログで書かれている内容とかなり重複します。今回、技術的詳細を伝える必要があるプレゼンテーションでどんなことが必要か、という課題を持って話を聞きました。発見、むしろ再発見が 3 つありました。



Rapport: なめていました。最初に自己紹介があって、ブログや自己紹介ページに書かれていることと同じです。ですが、最初の自己紹介で聴衆との関係を築いていたと思います。



Enthusiasm: なめていました。これまで私は、特に技術的な内容を話すときには、敢えて感情を出さないようにしていました。話を聞いてもらうためには注意を引く必要があって、熱意というのはウソをつかずに、あるいは姑息にならずに注意を引く方法だと思います。スティーブ・バルマーの「でぃべろっぱー」とか、 Hans Rosling の統計に関するプレゼンとか。



Story: スーツ相手にはストーリーを語っていましたが、ギーク相手には知識のツリー構造を話すにとどめていました。しかしながら、話に具体性があるほうが理解を助けるようです。Hans Roling のプレゼンしかり。Bjane Stroustup の「マルチパラダイム・プログラミング」のときも具体的な話をしながら、一般論に展開していた記憶があります。



最後に、これから検討したいことに「Sticky Message」というのがあります。マルコム・グラッドウェルの Tipping Point になんとなく書かれていた気がしますが、ここでは別の本が紹介されています。シンプル、意外、具体的、信頼、感情、ストーリーの6つが揃ったメッセージはくっつきやすい、と。ぽちっ、とな。




Made to Stick: Why Some Ideas Survive and Others Die