ビープラウドによる「Python Professional Programming」が出版されたので、早速、購入。「Python を使ったウェブサービス開発のプロセス、ツール、プラクティス」がまとまっている。
ビープラウドでは、定期的に社内での情報共有を目的にした「BPStyle」という集まりがあります。誰かがこの本は BPStyle なんだよ、と言ってたような、言ってなかったような気がする。
たとえば「Chapter 10 環境構築とデプロイの自動化」を見てみよう。技術的には、Debian 系パッケージのインストール、dpkg -l 、 pip freeze 、Fabric の簡単なチュートリアルと、簡単なレシピになっている。ググればすぐに出てくるし、ヘルプやドキュメントを見れば分かるような内容だ。
が。
ユーザの作成、MySQL、nginx などのインストール・設定、この章までに使った pip によるパッケージインストールをして、構築とデプロイの手順をまとめて、手順書から環境ごとの fabfile.py を作る、という一連の流れを説明したような文書は、なかなかない。少なくとも、私はググっても見つけられなかった。
そういうプラクティスが詰まっている本なのだ。私がビープラウドにいた時にやっていたこと、やっていなかったこと、アップデートしていることなどいろいろある。
この本は、ふつうに自腹で購入しているのだけれど、以前の勤め先なので贔屓目じゃないか、と言われたら、否定はできない。ちなみに、今の同僚が、この本を読んだ感想は「古川はビープラウドにいたんだなぁ」とのこと。全部とは言わないまでも、あそこで学んだことは生かせているらしい。
ってか、この本を先に読んでたら、Jenkins であんなに苦労しなかったのに! ひどいよ、さぼてんまん!